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秘密の参考書

世の中に残したい・・・私だけの秘密を参考書にしました

9ページ「学芸大学駅ー喫茶店・平均律」

時は昭和から平成に移り変わり

29年・・・

もうすぐ

30年・・・

経とうとしている。

昭和の時代を人は

「レトロ」

という。

昭和に生きた人は

このレトロな時代に

たまに帰りたくなる。

また

平成を生きている人は

レトロな時代を

見てみたくなる。

。。。。。。。。。。。。。。

学芸大学から徒歩

2~3分

何も知らなければ

その店に入るのにとても勇気が

いるだろう。

階段を上がって扉を開くと

そこはまさに時空を超えた

昭和の時代が待っていた。

それがここ

喫茶店

平均律」なんだ。

。。。。。。。。。。。。。。。

母の姉

私の叔母は少々変わり者だ。

母とはまるで性格も・顔も・体形も

違う叔母。

とにかく色んな事を良く知っている叔母は

昔から私の尊敬する人の一人だった。

飽きっぽくて、めんどくさがりな

一面を持ちながら気なる事には

全力で挑む・・・

まさに私のルーツのような叔母

叔母の周りにはいつも人が

たくさん集まる。

「どこでそんな人と友達になったの!!!」

という人とも繋がっていて

時たま驚かされることもしばしば・・

そんな叔母とある日ランチをする機会が

あった。その時にたまたま出てきた会話

喫茶店「平均律

叔母は

「昔、一緒に行ったよね?」と

私に言ってくる。

私は記憶の引き出しを目まぐるしく探りまくる。

そして、10年以上も前に確かに叔母に

連れられて喫茶店に行った記憶の引き出しを

見つけ、当時の事を思い出す。

「あっ。行ったね!!」

なんだかとても素敵なところだったような

記憶がどんどん蘇る。

当時何気なく叔母に付き添って行った

その喫茶店は叔母のお友達が

経営している喫茶店「平均律」だったのだ。

「行きたい!!!」

記憶がどんどん蘇り

無性に、とてつもなくそこに行きたい

衝動にかられた。

どこにあったかな・・・

記憶が蘇るのにどこにその喫茶店が

あったかが全く思い出せない。

そんな私を見て叔母が言う。

学芸大学駅よ。。。」と

とても馴染みのある駅の名前

学芸大学。

!!!!!!!(@_@)

なんと、私が住んでいる駅から

とても近い駅ではないか!!!

あれから私は引っ越しを何度かし、

そして結婚もし。。。知らぬ間に

この平均律の近くに越してきていたのだ。

驚きと興奮を隠しきれなかった。

絶対に行きたい。

なんだか久しぶりに会う友達との再会のような

ワクワク。ソワソワ。

身体が熱くなった。

。。。。。。。。。。。。。。。。。

喫茶店「平均律

ついに10数年ぶりに来た。

学芸大学を降りて店の前に立つと

当時の記憶が溢れ出す。

階段を一歩、一歩上がる。

扉を開けて中に入るとそこには

タイムスリップしたかのような

素敵な空間が漂っていた。

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10年前と一緒。

叔母のお友達であろう奥様が

美味しそうなコーヒーを煎れている。

私はそこの人気商品の

「フレンチトースト」を頂くことにした。

店内に香ばしいバターの香りと

パンを焼く心地よい音が充満する。

とても幸せな気持ち。

都会の雑踏や

多くの人込み

とても疲れていた私の体と心を

ゆっくり癒してくれる

まるで映画のワンシーンのような空間。

出来上がったフレンチトーストは

とても素朴で、でも一口食べると

優しい味が口の中いっぱいに広がり

まさに、ほっぺが落ちそうになる感覚だった。

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10年前は珈琲が飲めなかった私。

10年前は喫茶店の良さが分からなかった私。

10年後再び訪れることができた私。

昔の記憶を辿ってみると

とても大事な何かを急に思い出す

事がある。とても素敵な事。

 

 

これから私の行きつけとなる。。。

そこがここ

喫茶「平均律」なんだ

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